現役システムエンジニアのわらばあ(@warabar_kids)です。本記事では、私が子供と一緒に体験した教室の中からおすすめの「プログラミング(ロボット)教室」を5社に絞り、各ポイントごとにわかりやすく比較検証していきます。
違いが一目瞭然の項目別比較表も必見よ!
教室選びに肝心なポイントもふまえつつ、お子さんに合ったプログラミング(ロボット)教室を見つけていきましょう!
「そもそも幼児にプログラミング(ロボット)教室って必要なの?」という見解はこちらの記事を参考にしてね。
参考記事幼児にプログラミング(ロボット)教育は必要か?現役エンジニアが娘に伝えたい3つのメリット
- 子どもが「幼児~小学校低学年」である
- どのプログラミング(ロボット)教室がおすすめか知りたい
- 各教室の比較結果を知りたい
タップできる目次
子供のプログラミング教室を選ぶポイント
小学校の授業でプログラミングが必須と言うこともあり、年々増え続けるプログラミング教室。選ぶべきポイントは以下の3つです。
①レッスン内容をチェック
プログラミング教室は大きく分けて2つあります。
- ロボットを使わないプログラミング教室
- ロボットを使うプログラミング教室
ロボットを使わない教室はパソコンのみを使用し、画面上で自分の描いたキャラクターをプログラミングによって動かしたりします。
一方、ロボットを使う教室はセンサー・ギア・歯車などの仕組みを学びながら、そのロボットを動かすためにパソコンやタブレット端末でプログラミングを行います。
子供が小さいうちは、後者の「ロボット教材を使うプログラミング教室」をおすすめしています。
だいたいの子供はロボットが大好きなので、興味や意欲をもち、楽しみながら自然とプログラムが身につくという点が優れています。そういった点で、ロボット教材を使用する教室が良いと感じます。
特に年長~小学校低学年のお子さんの場合は、理屈だけでは通じないところがあります。そこで、自分でロボット作り、自分で動かすと、プログラミングのイメージが非常にしやすくなります。
私の作ったロボットが動いてる!嬉しい!
この後おすすめとして紹介するプログラミング教室5社は、全てロボット教材を使用する教室なので、安心してレッスンの体験をしてみて下さい。
手を動かしてロボットを作るのも、脳の発達に良さそうよね
②月額の費用と教材費をチェック
プログラミング教室によって、初期にかかる費用や月額費は様々です。
親としてはなるべくコストは押さえたいですよね。
注意したいのは、費用や月額が高ければ高いほど良いというわけではないという点です。
この後紹介するおすすめのプログラミング教室は、教材にロボットを使用していますが、「買ったほうがいい場合」と「レンタルでいい場合」もお子さんの個性次第です。
大事なのは「無理なく通わせられる金額か?この教室で子供が楽しく通い続けられるか?」というところです。
プログラミング教室の費用相場
入会金 | 10,000円前後 |
教材費 | 500円~ ロボット購入の場合、30,000円~50,000円 |
授業料 | 月2回 6,000円~10,000円 月4回 8,000円~15,000円 |
その他費用 | 教室によって維持費やタブレット端末レンタル費用がかかる |
「継続的にプログラミング教室に通うのは費用的に難しい…」と感じる方には、お家で出来るプログラミング教材(レゴロボット)がおすすめです。
③子供と教室の相性をチェック
子供と教室の相性。個人的に「一番大事だな」と感じているポイントです。
プログラミング教室は沢山ありますが、どうしても教室によっては雰囲気や先生の教え方が異なります。こればかりは、体験してみない事にはわからないので、1つの教室を体験しただけで決めずに、いくつか教室を体験することをおすすめします。
妥協は禁物!
現役エンジニアの選ぶプログラミング教室おすすめ5選
ここからは、プログラミング教室各社を紹介します。
私がおすすめするプログラミング教室は、以下の5つです。
おすすめのポイント3つをおさえつつ、各社それぞれの特徴を解説します。
比較表を先に見たい場合は、こちらからジャンプします。
①リタリコワンダー(LITALICOワンダー)
- その子の意欲や個性を尊重するオーダーメイドの学び
- 特性の強い子どもでも取り組める
リタリコワンダーはプログラミングやロボット、デジタルファブリケーションといった、テクノロジーを活用したものづくりの機会を子供に提供する教室です。
引用:リタリコワンダー公式サイト
リタリコの系列教室には発達障害・ADHD・自閉症があるお子さんへの指導・支援教室として「リタリコジュニア」があります。「リタリコワンダー」は「リタリコジュニア」から派生した教室で、特性の強い子どもでも取り組める学びを得意としているそうです。
子供一人一人の個性や興味の対象に合わせて、カリキュラムを組み立ててくれるのが特徴
体験でも事前に電話で色々教えてくれるので、初めての体験にもおすすめよ!
- 初回にかかる費用は若干高め
- 継続して通わないワークショップの活用もおすすめ
リタリコワンダーは「ロボットクリエイトコース」の場合、初回に入会費とロボット購入費がかかります。1度購入したロボットは教室にて保管し、小学校3年生まで継続して使います。
金額的に継続して通うのが難しい場合も、リタリコワンダーが定期的に行っているワークショップは、入会しなくても単発で参加が可能です。
パンフレットやチラシもリタリコワンダーの教室で貰えるので、是非体験をおすすめします。
- 生徒4人に講師1人レッスン。子供一人一人の個性に合わせた指導。
- 待合室も広々。子供の様子が見えるので安心。
ロボットの組み立てとプログラミングは、個々の作業となり、困った時は先生が様子を見ながら声をかけてくれます。「どんな風に作りたいか?」という子供の意見を取り入れて、その場でロボットに反映させたりと臨機応変に対応してくれます。講師のスキルレベルが非常に高いと感じました。
待合室には書籍やウォーターサーバがあり、保護者(と下の子)が寛げる空間があります。プログラミングを教わる子供の様子も見えるので、安心感があります。
私と娘がリタリコワンダーを体験した時のレポートも参考にしてください。
人気プログラミング教室「リタリコワンダー」の体験レポート・口コミも外部リンクLITALICOワンダー公式サイト
②クレファス(Crefus)
- 講師が科学教育の専門家。培ったノウハウを使い、ロボットプログラミングを指導
- クレファス独自のワークシートで原理原則を学ぶ。
Crefus(クレファス)はCreate(想像する)・ Future(未来)・Science(科学)から「未来の科学を創造する」という思いを込めて生まれた名前です。
こちらは、クレファスの紹介動画です。
クレファスは設立2003年当初、理科で行う実験などの科学教育に力を入れていました。それが、現代の教育の形に合わせてプログラミング教室になりました。
なので、講師陣は科学教育のノウハウを生かし、指導しています。
指導がとても上手で、子供のワクワクを引き出す教育が得意な教室と言えます。
またクレファス独自のワークシートを使って、手を動かしながら原理原則を学びます。ワークシートは、早稲田大学高教授監修の元、毎年より良くなるよう更新されています。
- 初回にかかる費用は若干高め
- 世界最大規模のレゴロボットの大会に代表チームを輩出する実力
クレファスは初回の費用として入会金とロボット教材の購入が必要です。
入会金 | 16,500円 |
授業料 (月額) | 9,900円(年42回/月2~5回) *Kick ジュニアエリートベーシックコース |
教材・維持費 (月額) | 2,200円 |
ロボットキット代 (WeDo2.0) | 27,951円 |
プログラミング教室他社と比較すると費用が高く感じますが、クレファスは講師陣のスキルが高く、世界最大規模のレゴロボット大会に代表チームを輩出する実力校です。「本気でロボットプログラミングを学ばせたい」と考える方に向いている教室です。
システム開発で21人のチームをまとめ、内閣総理大臣賞を受賞した人がクレファス卒業生にいるんだって!
- 3~4人の生徒グループに1人の講師
- ワークシートを見ながらのレッスンだが、困った時はほぼマンツーマンで対応してくれる。
基本的にはクレファス独自のワークシートを見ながら、各自ロボット製作を行います。
先生の教え方がとても上手で、子供の分からない部分についてやる気をそぐことなくアドバイスをし、褒めるところはきちんと子どもの目を見て褒める。塾のようだけど時にはマンツーマンで、子供の興味を引き出す技術に優れているなと感じました。
高度な技術を専門家から学びたいなら、クレファスがおすすめよ
私と娘がリクレファスを体験した時のレポートも参考にしてください。
年長から通えるプログラミング教室「Crefus(クレファス)」の体験レポート・口コミも③プログラボ(ProgLab)
- 生徒4人に講師1人の少数レッスン
- 座学・ロボット製作・プログラミングを50分で効率よく学ぶ
プログラボは阪神電車と読売テレビによる、ロボット・プログラミング教室。
全授業にて、オリジナルテキストを使用し、ロボットプログラミングを通して、
筋道を立てて考える力、物事を深く考える力、最後までやり抜く力を育みます。
低学年のクラスの場合は、1回50分の授業の中で毎回テーマに沿ってロボット製作とプログラミングを行います。
ロボットは一人一台貸し出しされるよ。
ロボット大会等では2〜3人で協力して1台のロボットを作ったり、発表・プレゼンをおこなう場もあります。
- 入会金・教材費不要で初期費用が抑えられる
- 振り替え授業可能
プログラボはロボット教材(レゴマインドストーム)を貸し出しする事で、初期費用にかかるコストを下げています。
貸し出しとは言え、ロボット教材も十分な数を用意しているので、一人一台使う事が出来るのでその点は安心です。
ここでは、コース毎の月額料金を見てみましょう。全てのコースが月3回レッスンとなっております。
コース名 | 対象年齢 | 料金 |
---|---|---|
ビギナーコース | 年長~2年生 | 9,800円 |
スタンダートコースⅠ | 小学1~3年生 | 9,800円 |
スタンダートコースⅡ | 小学3年生~中学生 | 12,500円 |
アドバンストコースⅠ | 小学4年生~中学生 | 12,500円 |
アドバンストコースⅡ、Ⅲ | 開設中 | 開設中 |
ロボット購入費や教材費がないので、おすすめしている教室の中でも一番コストパフォーマンスが良いと言えます。
入会費・教材費がかからないのは、お財布に優しいわね
- フロア全体を使ってのびのびと授業が出来る環境
- 3~4人グループにつき1人先生がついており、困ったときにも聞きやすい雰囲気
プログラボは、広いフロアを使ってロボットを動かし、のびのび授業が出来る環境です。グループにつき1人先生がついているので、困ったときにも聞きやすい雰囲気でした。
プログラボの無料体験をさせてもらった時の体験レポートも参考にしてみて下さい。
プログラボが気になったら親子で無料体験を受けてみよう!
外部リンクこども向けロボット教室プログラボ
④ヒューマンアカデミーロボット教室(Human)
- 教室数1,500、在籍数25,000人と日本最大級を誇るロボットプログラミング教室
- 授業は月2回、1回90分の授業で毎月1体のロボットを製作
ヒューマンアカデミーロボット教室は、教室数が1,500と多いので近所でロボットプログラミングを学べるのがメリットです。
毎回オリジナルのロボット教材を持参し、毎月1体のロボットを組み立てます。
レゴの様に外部の端末からプログラミング指示をするのではなく、ロボットが動く仕組みを理解することでプログラミング能力が鍛えられるというのが他の教室と異なる点です。
子供が組み立てるという視点で考え抜かれた類がないオリジナル教材
- ヒューマンアカデミーロボット教室のオリジナルロボット教材を使った授業
- 初回ロボット教材の購入が必要だが、「プライマリーコース」「ベーシックコース」「ミドルコース」まで長く使える
入会費(初回のみ) | 11,000円 |
ロボット教材代(初回のみ) | 31,350円 |
授業料 | 9,900円 |
テキスト代 | 550円 |
※税込表記。金額は教室によって異なる場合があります。
初回に「入会費」+「ロボット教材代」がかかりますが、オリジナルのロボット教材は家でも使う事が出来るので、お家で復習もしたいロボット好きのお子さんに向いています。
ロボットが好きな子はお家でどんどん高度なものが作れるようになるよ
- ロボット製作は基本的に子供に任せる方針
- フランチャイズ経営なので、教室によって雰囲気が異なる
ロボット製作がメインの教室ですが、基本的にはお子さんが自分でテキストを見ながら製作を進めます。そうすることで、自ら考える力を鍛える効果を狙っています。
引用:ヒューマンアカデミーロボット教室公式サイト
先生はあくまでサポート役。
フランチャイズ経営の為、先生のサポートの仕方や雰囲気は教室によって異なります。近所に複数教室がある場合はそれぞれで体験してみて、子供の様子を確かめるのも手です。
外部リンクヒューマンアカデミーロボット教室
⑤アーテック自考力キッズ(Artec)
- 「パズル」「ロボット」「プログラミング」の3つのカリキュラムを通して「図形・空間把握能力」「集中力」「創造力」「表現力」「論理的思考」「問題解決能力」6つの力を育む
アーテック自考力キッズは「パズル」「ロボット」「プログラミング」の3つの軸でカリキュラムが組まれています。
レッスンの最初に、その回のテーマとポイントを先生が説明します。その後、パズルの授業ではテキストを見ながらそれぞれのお子様のペースで問題を解き進めていきます。
ロボットとプログラミングの授業では、テキストに沿って課題に取り組み、授業の最後には自分で作ったオリジナルのロボットやプログラムを発表する機会もあります。
- アーテック自考力キッズのオリジナルロボット教材
- 1回60分 月3~4回のカリキュラム
入会費(初回のみ) | 11,000円 |
ロボット教材代(初回のみ) | 33,000円 |
授業料 | 9,900円 |
※税込表記。金額は教室によって異なる場合があります。
初回の費用として「入会費」と「ロボット・パズル教材代」がかかります。
ロボット・パズル教材とレッスン前に配られるテキストは自考力キッズオリジナル。子供のやる気が出るように、カラフルだったりと工夫がされています。
オリジナル教材は家に持ち帰り使う事が出来るので、お家で復習出来るのもメリットです。
引用:アーテック自考力キッズ公式サイト
- おすすめしたい記事のページID
- 表示したいタイトル
フランチャイズ経営の為、先生のサポートの仕方や雰囲気は教室によって異なります。お近くに教室がある場合は、是非体験を受ける事をおすすめします。
引用:アーテック自考力キッズ公式サイト
フランチャイズ経営の為、先生のサポートの仕方や雰囲気は教室によって異なります。お近くに教室がある場合は、是非体験を受ける事をおすすめします
外部リンクアーテック自考力キッズ(Artec)
子供プログラム教室各社の料金・レッスン他の比較表
これまで紹介した全5教室について、一覧で並べてみました。優先したい項目からご覧ください。
*スマホでスクロール可
*教室によって異なる場合があります。
教室名 | リタリコワンダー(LITALICOワンダー) |
クレファス(Crefus) |
プログラボ(ProgLab) |
ヒューマンアカデミー ロボット教室(Human) |
アーテック自考力キッズ(Artec) |
---|---|---|---|---|---|
教室数 | 17 | 140 | 51 | 1500 | 500 |
対象年齢 | 年長~ | 年長~ | 年長~ | 年長~ | 年長~ |
レッスン数/月 | 2回 / 4回 | 3~4回 | 3回 | 2回 | 3~4回 |
レッスン時間 | 90分 | 50分 | 50分 | 90分 | 60分 |
入会金 | 16,500円 | 16,500円 | 0円 | 11,000円 | 11,000円 |
月額 | 13,200円 / 22,000円 | 9,900円 | 10,780円 | 9,900円 | 9,900円 |
ロボット教材貸し出し | 有 | 無 | 有 | 無 | 無 |
ロボット教材費/月 | 1,100円 / 2,200円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
ロボット購入費(初回のみ) | – | 27,951円 | – | 31,350円 | 33,000円 |
教室維持費他 | 2,200円 | 2,200円 | 0円 | 550円 | 0円 |
オンライン講座 | 有 | 有 | 無 | 無 | 無 |
子供プログラム教室のよくある質問
- ロボット教室とプログラミング教室の違いは?
- ロボット教室はロボットの制作をし、ロボットをプログラムで動かします。一方、プログラミング教室ではロボットを使わず、アニメーションをプログラムで動かしたりします。どちらを選んでもプログラムを学ぶことができます。
- 子供はパソコンに触ったことがないけれど大丈夫?
- おすすめで紹介した教室や低学年のクラスについては、パソコンをメインで触るようなレッスンではないので、パソコンを触ったことのない子供でも大丈夫です。
- 体験会に必要なものはある?
- 特にありませんが、説明資料を貰うのでA4サイズの封筒が入るようなトートバックがあると便利です。
- 休んだ際に振り替えはできる?
- 殆どの教室が他の曜日への振り替えを行っています。振り替えではなく、次の授業の前に30分程度補習を受ける形を取っている教室もあります。
- 年の途中で入会しても大丈夫?
- 大丈夫です。入会する時期によってカリキュラムは途中からになりますが、1回1回がテーマを決めてレッスンしている教室が殆どなので、途中から入会しても大丈夫です。
- お家で用意するものはある?
- お家で用意するものは特にありません。レッスン内で使う教材については、体験会で案内があります。
おわりに
本記事では、子供プログラミング教室のおすすめ5社について、比較・検証致しました。
やはり最後はお子さんと教室の相性だと思います。気になった教室は親子で「無料体験」を受けてみましょう。
体験で子供と一緒にレッスンを楽しんじゃおう♪